研究日誌
2010-7/2 Santa Fe
強相関電子系国際会議(SCES 2010)に参加するため、6/29〜7/2迄アメリカ合衆国ニューメキシコ州のサンタフェに行ってきました。
もしあなたが「Santa Fe」と聞いて即座に宮沢りえさんを連想したら、あなたは1980年以前に生まれた人でしょう。最近の若い学生にこの話は通じません。ジェネレーションギャップを感じます。 さて、サンタ・フェは標高2000m超の高地にある砂漠の街。ルート66上にあり、古くは開拓時代に賑わったところ。そこはネイティヴ・アメリカンとメキシコの文化が融合した風変わりな雰囲気を醸し出しています。巨匠オキーフに端を発して、現在では芸術家が集う街としても有名です。 核燃料物質の研究で有名なロスアラモス(研究所)がほど近くにあります。ニューメキシコと言えば、マンハッタン計画。人類が初めて地上原爆実験を行った場所は、サンタフェから南に下ったホワイトサンズという石灰質の白い砂漠です。 そんなところで行われた物理の国際会議。国際学会には出不精のアメリカ人が多く出席していることもあり、元同僚や友人と久しぶりに会う事ができました。 案の定、会議が終われば近くのバーで「夜のセッション」が執り行われます。 お酒の席でも結局物理の話になってしまうのは、物理オタクの性なのでしょうか。ほろよい気分の競合する研究者が、ぽろりと秘密を漏らす場面もしばしば。それがニューメキシコくんだりまで足を運ぶ醍醐味なのであります。
in English, coming soon..