北海道大学 理学部
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2012/05/22
顕微鏡でのぞく原子の世界 黒澤徹氏 (高圧物理学研究室) 5月25日
第7回目となる2012年度最初のHokudai Pure and Applied Physics Salonのご案内です。
今回は話題提供者に黒澤先生を迎えて、走査トンネル顕微鏡と走査トンネル分光法の現状を紹介してもらいます。前回はSpecial Editionとして大講堂で開催しましたが、今回は目線が合うコンパクトな教室を使うので、心ゆくまで議論が出来ることと期待しています。
詳細は以下のとおりですので、ぜひお気軽にお越しください。
日時 : 5月25日(金曜日)、18:15から
場所 : 5-201教室
タイトル: 顕微鏡でのぞく原子の世界
概要 : 走査トンネル顕微鏡(STM)は、物質表面の原子像を観測することができ、さらに、STMを用いた走査トンネル分光(STS)では、試料表面の局所的な電子状態を観測することが可能である。近年、STM/STSは実空間だけではなく波数空間の情報を調べることのできる実験手法として物性研究において重要な役割を担っている。
本セミナーでは、始めにSTM/STSの原理と分光イメージングSTM(SI-STM)について紹介する。次に、SI-STMから得られる局所状態密度(LDOS)の2次元マップ(LDOS像)に現れる準粒子干渉について最近報告されている結果を例に紹介する予定である。
なお、セミナー終了後にジンギスカンパーティーを計画しています。議論の延長戦は肉を食べながらお楽しみください。