「磁気量子臨界点近傍で実現する超伝導」井原慶彦氏　6月１０日

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2011/06/01

1st Hokudai pure and applied physics salon

タイトル:「磁気量子臨界点近傍で実現する超伝導」

話題提供者：井原慶彦

場所：理学部２号館４０９教室

日時：６月１０日（金）１７：００から

概要：フェルミ凝縮をしている多体系では、粒子間にわずかでも引力が働けばフェルミ面は不安定化し、クーパー対を形成します。クーロン斥力を及ぼしあっている電子多体系においては如何にして引力チャンネルを形成するかが超伝導発現のカギとなります。

本セミナーでは近年次々と発見されている、磁気秩序相近傍に現れる超伝導をいくつか紹介し、それぞれの系に見られる共通の特徴から超伝導発現機構を考察します。一方で、性質が系の詳細に大きく依存する「多様性」についても紹介し、物質科学特有の難しさ、面白さにも言及します。

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