研究日誌
2011-8/28-9/3「Cambridge, UK」
英国ケンブリッジ大学で行なわれた強相関電子系の国際会議に参加しました。ケンブリッジは科学分野のみならず、数々の偉人を輩出し続けている歴史ある大学(創立1209年)です。万有引力の法則を発見した、かのニュートン大先生もここの卒業生です。酸素と水素から水を合成したキャヴェンディッシュさんの名を付した有名な研究所には、マクスウェルさん、ラザフォードさん、レイリーさん、ブラッグさんなどなど、教科書に出て来る物理学者オールスターメンバーが歴代所長として名を連ねています。私は物理学で飯を喰っている者の端くれとして、それらの知的巨人が学んだ場所に居られただけで感無量でした。名物のフィッシュ・アンド・チップスは想像よりも美味しく、ワトソンさんとクリックさんがDNAの二重螺旋構造を思いついたという酒場(EAGLE)で、毎晩研究仲間と共に鐘が鳴る(アルコールの販売時間が制限されている)まで飲み続けました。D3の清水君は彼の卒論のテーマであるUBe13の超伝導を発見したオット先生に発表を褒められ、一緒に写真を撮ることができてご満悦だった様子。