Colloquium
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List
Colloquium 2002
以下のように物理コロキュウムが予定されています。皆さん奮って御参加下さい。
- 題目:
「ハイゼンベルクの不確定原理の再定式化」
- 講師:
小澤正直
東北大学大学院情報科学研究科・教授
- 日時・場所:
12月5日(木)15:30ー
物理専攻大学院講義室(2−211室)
- 要旨: ハイゼンベルクは,任意の測定器に対して,位置測定の平均誤差とその測定により生じる運動量の平均的な変化量の積がプランク定数で定まる値,hbar/2,以上であることを主張し,この関係は不確定性原理と呼ばれてきた.この原理により,ハイゼンベルクは,当時,問題とされた粒子・波動の二重性や量子飛躍などの量子力学の背理を観測者の観測能力の限界から説明することに成功したとされているが,この関係式が任意の測定装置に対して成立する普遍的な関係であるかは長いこと問題とされてきた.本講演では,この関係の適用限界を明らかにし,普遍的に成立する新しい関係式を提案する.さらに,その検証実験や重力波検出,量子計算への応用について述べる.
- 連絡先: 石垣 壽郎
物理コロキウム世話人:
物理コロキウム世話人:
天谷 健一 ,
鈴木久男