研究日誌
2011-6/28「Ooarai」
大洗にある東北大金属科学研究所(通称 金研)附属施設で天然ウラン原料を切断し、ガラス管に封入する作業を行いました。私はオレンジ色の作業着を着ていますが、レスキュー隊ではありません。現地の職員さんでも普段はあまり入らないという、放射性廃棄物保管庫内に入る機会がありましたので、バックグラウンドの放射線量を測定したところ、25マイクロシーベルト毎時でした。そこは外界に放射能が漏洩しないように遮蔽された「管理区域内」。簡単に物や人が移動できないよう制限されています。一方、福島第一原子力発電所付近では、青空の下、同レベルの放射線が水源や土壌から検出されています。今回のメルトダウン事故が甚だ尋常ではないことを痛感しました。