Colloquium
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Colloquium 2011
- 題目:
ブラックホールの直接撮像を目指して
- 講師:
本間 希樹 氏
(
国立天文台水沢VLBI観測所・准教授
)
- 日時
2011年10月6日(木曜日)16:30〜18:00
- 場所
理学部2号館2階11号室(2-2-11)
- 要旨
この宇宙にブラックホールは存在するのか?これは、現代の天文学や物理学に
おいてもっともホットな話題である。これまでの観測から、ほとんどの銀河の
中心に巨大ブラックホールが存在することが期待されているが、それらが
ブラックホールであることは最終的には確定していない。ブラックホールの
存在を究極的に証明するには、ブラックホールの事象の地平線近傍を直接に
撮像することが必要であり、現在の観測装置では、ミリ波サブミリ波帯の
電波干渉計(VLBI)のみがそれをなしうる。この講演では、ブラックホール
近傍の直接撮像を目指して我々が進めている「サブミリ波VLBI」を中心に、
巨大ブラックホール観測の現状について紹介し、併せて今後の方向性についても
述べる。
- 連絡先: 徂徠 和夫 (内線 4435)
物理コロキウム世話人 奥田 浩司 (内線 3442)