松王 政浩 (Masahiro MATSUO)

略 歴

1988.3 京都大学文学部卒
1988.4 京都大学大学院文学研究科修士課程入学
1990.3 京都大学大学院文学研究科修士課程修了
1990.4 京都大学大学院文学研究科博士課程進学
1993.3 京都大学大学院文学研究科博士課程研究指導認定退学
1996.3 京都大学大学院文学研究科博士課程修了(京都大学博士(文))
1997.4 日本学術振興会特別研究員(PD) (2000.3まで)
2001.4 静岡大学情報学部助教授 (2006.2まで)
2006.3 北海道大学大学院理学研究院教授 (現在に至る)

所属学会

日本科学哲学会(評議員)、科学基礎論学会(評議員)、科学技術社会論学会、北海道哲学会

研究領域

もともとライプニッツの哲学(可能世界論、力学論)を中心に研究を行っていたが、その後、情報の哲学(倫理)および科学哲学一般に研究領域を拡げる。現在は特に、リスク予測に関わる科学の確からしさなど、社会的関心の高い科学問題を科学哲学の視点から(モデル論、「科学と価値」論、確率統計の哲学などを下敷きに)捉えることに関心をもっている。

業績(最近の主なもの)

[※2003年以前の主な業績は、»こちら

著書

  • 『科学哲学からのメッセージ:因果・実在・価値をめぐる科学との接点』(単著), 森北出版, 2020.12.
  • 『誇り高い技術者になろう 工学倫理ノススメ』[第2版](共著、黒田光太郎/戸田山和久/伊勢田哲治編、執筆箇所は第二部4-1), 名古屋大学出版会, 2012.7.
  • 『科学技術倫理学の展開』(共著・石原孝二/河野哲也編、執筆箇所は第8章「情報倫理」)、玉川大学出版部、2009.12
  • 『岩波講座 哲学 09「科学/技術の哲学』(共著、飯田隆/伊藤邦武他編、執筆箇所は「概念と方法」の章)、岩波書店、2008.9
  • 『誇り高い技術者になろう 工学倫理ノススメ』(共著、黒田光太郎/戸田山和久/伊勢田哲治編、執筆箇所は第二部4-1), 名古屋大学出版会, 2004.4.

訳書

  • 『科学と証拠 —統計の哲学 入門』(エリオット・ソーバー著,松王政浩訳,原著:Evidence and Evolution(2008) Ch.1, Cambridge UP), 名古屋大学出版会,2012.10.
  • 論文

    解説記事・書評・報告・新聞コラム

    • (書評)ジューディア・パール/ダナ・マッケンジー著『因果推論の科学』, 週刊読書人, 2023.1.27.
    • (書評)大塚淳著『統計学を哲学する』, 『科学基礎論研究』第49巻第1号, pp.65-68, 2021.9.
    • 「講演会総括:ポストコロナにおける科学技術コミュニケーターの姿勢と覚悟」, 『科学技術コミュニケーション』29号, pp.127-130, 2021.9.
    • 北海道新聞コラム<魚眼図>(2016.3〜)「鳥愛すれど」「そう遠くない未来の話」「似非科学か科学未満か」「モデルって何?」「ヤマセミ写真とリアリティ」「もう一人の修了生」
    • 「第47回大会ワークショップ報告 III.哲学的因果論と個別科学の接点」, 『科学哲学』48-1 , pp.85-86, 2015.7.
    • 「研究倫理入門」(技術者倫理シリーズ), 『PE 技術士』10 (574), pp.16-19, 2014.10.
    • (書評論文)一ノ瀬正樹著『放射能問題に立ち向かう哲学』, 『社会と倫理』29号(南山大学)pp.132-136, 2014.10.
    • 口頭発表

      • 「プラグマティズム科学モデル論の先にあるもの」, 日本科学哲学会大会ワークショップ「科学モデル論は何を目指せばよいのか」, 2023.12.3. 筑波大学
      • Matsuo, M.'How construction and evaluation of scientific models can be incorporated into philosophical model theories', in Symposium: Towards an integrated view of scientific modelling, 17th Congress of Logic, Methodology and Philosophy of Science and Technology (CLMPST), 28 July (24-29 July), 2023, Buenos Aires, Argentine.
      • 「モデルとは何か〜メタな視点のモデル論」, 統計思考院人材育成事業ワークショップ「数学を用いる生物学:理念・概念と実践・方法論」, 2022.7.20.(依頼発表)
      • Matsuo, M. 'New phase of philosophical value judgment argument found in L'Aquila trial', The 17th Annual International Conference on Philosophy (AT.IN.E.R.), 24(23-26) May, 2022, Athens, Greece (online).
      • 松王政浩著『科学哲学からのメッセージ』オンライン合評会(招待)(評者:伊勢田哲治、山岡耕春、三上直之), 2021.11.21.
      • 「メタモデル探求としての認知科学、科学哲学」(招待講演), オーガナイズドセッション:認知科学のモデル論—哲学から感情まで—, 第38回日本認知科学会, オンライン開催, 2021.9.3.
      • 「統計哲学教育の試み」, 統計教育研究会, 統計数理研究所, 2017.3.9.(依頼発表)
      • 「確率統計をめぐる人工知能の哲学的問題と哲学者」, 日本科学哲学会シンポジウム, 信州大学松本キャンパス, 2016.11.19.
      • Matsuo, M.'Constructing a complimentary relation between Bayesian philosophy and statistics', in Symposium: Toward the reconstruction of linkage between Bayesian philosophy and statistics', 16th Congress of Logic, Methodology and Philosophy of Science and Technology (CLMPST), 10 August (5-10 Aug.), 2019, Prague, Czech Republic.
      • 「ベイズ「主義」とは?〜どこにもない見取り図を求めて」, 統計哲学視覚化演習「ベイズと統計:推論・認識・解析」(科研基盤B「科学教育の一環としての統計学認識論に関する教育カリキュラム構築」とCoSTEPによる共同実施), 2019.1.12.
      • 「Fitelsonによる尤度主義とベイズ主義の「中間的」戦略」, 第2回科研費研究(「科学教育の一環としての統計学認識論に関する教育カリキュラム構築」)研究報告会, 北海道大学, 2017.3.22.
      • 「統計哲学教育の試み」, 統計教育研究会, 統計数理研究所, 2017.3.9.(依頼発表)
      • 「確率統計をめぐる人工知能の哲学的問題と哲学者」, 日本科学哲学会シンポジウム, 信州大学松本キャンパス, 2016.11.19.
      • Matsuo, M.'Some philosophical veiwpoints on the model selection theory', International Symposium in The Institute of Statistical Mathematics -- What is a good model? Evidential statistics, information criterion and model evaluation., 13 January (12-13 Jan.), 2016, Tokyo, Japan.
      • Matsuo, M.'Value free or not, in terms of whether qua science or qua scientists', 15th Congress of Logic, Methodology and Philosophy of Science (CLMPS), 5 August (3-8 Aug.), 2015, Helsinki, Finland.
      • 「AICと科学的実在論〜ソーバーの議論再考」,第2回統計科学の哲学 研究会, 北海道大学, 2015.3.9.
      • 「ライプニッツの因果的時間論の再検討」, シンポジウム「ライプニッツの可能性」提題, 北海道哲学会, 2014.12.20.
      • ワークショップ「哲学的因果論と個別科学の接点」(オーガナイザ), 日本科学哲学会, 2014.11.16(南山大学)
      • 「気候変動シミュレーションと社会との接点」, ワークショップ「気候シミュレーションの人文学」提題, 応用哲学会, 2014.5.10.
      • 「科学者の価値判断と規範について」応用倫理研究会,北海道大学,2013.11.3
      • 「地球温暖化問題と科学コミュニケーション 哲学者と科学者と社会学者が討論」(科学技術社会論学会シンポジウム2013さっぽろ,札幌ユビキタス協創広場U-cala(サッポロファクトリー),2013.9.27
        » シンポジウム録画(Ustream)
        » シンポジウムのガイドブック
      • 「Forster-SoberのAIC評価をめぐって」第1回統計科学の哲学 研究会,慶応大学三田キャンパス,2013.7.17
      • 「価値設計問題としてのクラウド〜クラウドの倫理問題について」イベント「クラウド時代における知的社会基盤のサステナビリティを考える」に於ける提題(招待講演)第10回情報科学技術フォーラムFIT2011,函館大学,2011.9.
      • Matsuo, M.'Where the Opposition to Value Free Science Should Be Revised', 14th Congress of Logic, Methodology and Philosophy of Science (CLMPS), 21 July (19-26 July), 2011, Nancy, France.
      • 「科学基礎論教育としての科学哲学」,科学基礎論学会講演会,愛媛大学,2011.6.
      • Matsuo, M.'A Possible Reformation of Science Communicaion with the Aid of Philosophy of Science', Society for Social Studies of Science, 35th Annual Meeting, 25-29 August, 2010, Tokyo.
      • Matsuo, M. 'Philosophcal Approach th the Disputes Over Global Warming Science', The 4th International Conference on Philosophy (AT.IN.E.R.), 1-4 June, 2009, Athens, Greece.
      • 「応用哲学としての環境倫理学〜温暖化科学を題材に〜」ワークショップ「応用哲学としての環境倫理学 -- 環境プラグマティズムを超えて」(提題),応用哲学会第一回研究大会, 京都大学, 2009.4.
      • 「予防原則の合理性」ワークショップ「リスクにおける意思決定と社会的合理性」(提題), 日本倫理学会第58回大会,新潟大学,2007.10.
      • 「技術者倫理教育の成績評価法」ワークショップ提題,科学技術社会論学会, 北海道大学, 2006.11.
      • 「コミュニケーション基礎概念としての『自律』と『階層』」,中部哲学会大会シンポジウム「情報とコミュニケーション」提題, 岐阜大学, 2003.10.

      講演

      • 「プラグマティズム因果論の可能性」,共創ミーティング「数学+哲学+物理」, 富士通×東北大学 発見知能共創研究所, 2023.11.10.
      • 第128回サイエンス・カフェ札幌「アートと科学哲学からの想像力をめぐる対話」(コメンテーター), 札幌市図書・情報館, 2023.2.24.
      • 司法研修所研究会講演「科学の不確実性と価値判断」, 司法研修所, 2021.12.6.
      • 「統計の哲学を理解するために」, 統計数理研究所公開講座, 2020.1.31.
      • 「極めて低い確率をどう考えるか〜科学哲学からの視点」, 「極値理論への工学への応用」H30年度研究集会(招待講演), 統計数理研究所, 2018.7.20.
      • 「誇り高い研究者を目指して」筑波技術大学天久保キャンパス, 平成27年度研究倫理教育講演会, 2016.2.8.
      • 「研究不正にどう向き合うべきか -- 個人として、組織として」電力中央研究所(我孫子地区),第154回安全キャラバン, 2015.9.1.
      • 「日本学術振興会特別研究員申請セミナー」, 北海道大学, 2015.4.7.
      • 「芸術に先立つ、カメラ・オブスキュラの経験的意味〜フェルメールは何に驚いたか?」, 北海道芸術学会アートトークvol.31, 2014.6.21.
      • 「研究者に必要な倫理観とは」2014年度第3回分子イメージングセンターミーティング, 放射線医学総合研究所, 2014.6.2.
      • 「研究倫理とどう向き合うか」筑波大学図書館情報メディア学研究科 FD研修会講演,筑波大学,2011.9.
      • 'How do we count upon modeling and computer simulation for choosing our way?', 4th lecture in THEIST (The Healthy bEing Interdisciplinary Studies Team), Hokkaido University, 1st December, 2008.
      • 「北大における科学コミュニケーション教育の現状と課題」第17回倫理創成研究会、神戸大学、2007.11.
      • 「時空間情報発信は人間の価値於判断をかえる」第8回高度測位社会基盤フォーラム(基調講演)、2003.7.

      科研費(研究代表者)

      • 令和2年度〜5年度、基盤研究(B)「統計学的観点を加味した科学哲学による「科学的推論」教育プログラムの構築」(課題番号:20H01736, 研究分担者:島谷健一郎(統数研),森元良太(北海道医療大), 川本思心(北大))
      • 平成28年度〜31年度、基盤研究(B)「科学教育の一環としての統計学認識論に関する教育カリキュラム構築」(課題番号:16H03050, 研究分担者:島谷健一郎(統数研),森元良太(北海道医療大), 川本思心(北大))
      • 平成25年度〜27年度、基盤研究(C)「科学における価値判断に関する教育プログラム構築」(課題番号:2535022303)
      • 平成22年度〜24年度、基盤研究(C)「科学的方法論を主題とした理系学生の教育プログラム構築」(課題番号:22500837)
      • 平成17年度〜19年度、基盤研究(C)「公共空間内監視カメラ設置指針策定のための応用倫理的研究およびデータベース作成」(課題番号:17500582)
      • 平成15年度〜16年度、基盤研究(C)「情報倫理教育における情報科学思想教育の実践的展開について」(課題番号:15500582)