Guests

David  

Guests in 2019
Prof. Anne de Visser

sabbatical
2019年 8月1日-10月25日

from Van der Waals-Zeeman Institute, Univ. of Amsterdam

David  

Guests in 2019
Mr. Andreas Hauspurg


2019年7月28日-8月12日

from Dresden High Magnetic Field Laboratory (HLD), Helmholtz-Zentrum Dresden-Rossendorf (HZDR)

David  

Guests in 2017
Mr. David Schroeter

Visiting scholar by J-Physics
2017年 9-10月

from Tech. Univ. Braunschweig

Krala  

Guests in 2016
Dr. Klára Uhlířová

Visiting scholar by J-Physics
2016年 8-9月

from Department of Condensed Matter Physics, Faculty of Mathematics and Physics, Charles University in Prague

Tim  

Guests in 2016
Dr. Tim Verhagen

Visiting scholar by J-Physics
2016年 8-9月

from Department of Condensed Matter Physics, Faculty of Mathematics and Physics, Charles University in Prague

Tyler  

Guests in 2013
Mr. Tyler Drye

Visiting scholar by ICMR International Research Fellowship
2013年9月

from University of Maryland, USA

Josefin  

Guests in 2013
Ms. Josefin Engelke

JSPS特別研究員(欧米短期)
2013年9月

from TU Brauschweig, Germany

Daniera  

Guests in 2012
Ms. Daniera Rauch

JSPS特別研究員(欧米短期)
2012年9月2日 ~ 9月29日

from TU Brauschweig, Germany

Jan  

Guests in 2007
Dr. Jan W. Kreitlow

学振特別研究員(欧米短期)
2007年5月8日 ~ 5月28日

from TU Brauschweig, Germany

Matthias  

Guests in 2007
Dr. Matthias Breckmann

学振特別研究員(欧米短期)
2007年5月8日 ~ 5月28日

from TU Brauschweig, Germany

Stephan  

Guests in 2007 and 2012
Prof. Dr. Stefan Süllow

非常勤講師
2007年7月10日 ~ 8月8日
2012年8月12日 ~ 9月14日

rom TU Brauschweig, Germany


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D3清水君が優秀講演賞を受賞しました

Mr. Shimizi
我が研究室のD3清水悠晴君が、大阪大学で行われた重い電子系国際ワークショップTOKIMEKI 2011において、"Unusual Magnetic Properties in Superconducting State of UBe13"の発表を行い、Student Oral Presentation Awardを受賞しました。おめでとう!パチパチパチパチ☆ 


Category: n/a | Static URL: /20111125.htm|



ACCESS

所在地 (郵便物宛先)

〒060-0810 
札幌市北区北10条西8丁目
北海道大学大学院理学研究科 物理学専攻
強相関電子磁性1 極低温グループ



研究室

名   称 部 屋 番 号 Tel.
 学生居室1(日髙居室)   理学部2号館 2-10   011-706-3558 
 学生居室2  理学部2号館 2-05  011-706-3583
 Jマテ実験室1  理学部2号館 1-07  011-706-3500
 Jマテ実験室2(試料切削室)  理学部2号館 1-05
 Jマテ実験室3(試料作成室)  理学部5号館 1-10  011-706-3500
 網塚教官室  理学部5号館 1-32  011-706-3484
 柳澤教官室  理学部5号館 1-30  011-706-4422



札幌駅から研究室までの道のり



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first post


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重い電子系超伝導体UPt3 の極低温磁化測定

 セリウムやウラン含む金属化合物の中には、電子が通常の金属の電子の100~1000倍の質量を持っているように見える物質があり、これらの物質は「重い電子系化合物」と呼ばれています。この重い電子系化合物は、低温で比熱や磁化率が大きく、多くの場合、強磁性や反強磁性というような様々な磁性を示します。これらの重い電子の起源は4f、5f電子による強いクーロン斥力にあると考えられていますが、この重い電子系化合物の中には、さらに低温で(強いクーロン斥力にもかかわらず)電子がクーパー対をつくり、超伝導になるものがあります。この超伝導は通常の(BCSタイプの)超伝導とは性質が異なる「異方的超伝導」となります。この異方的超伝導体の一例として、「スピン三重項超伝導体」や「多重超伝導相」などが挙げられます。


 通常の超伝導体では、上向きスピンを持つ電子と下向きスピンを持つ電子からクーパー対が形成されます(スピン一重項超伝導体)。磁化率が大きい物質の場合、非常に強い磁場中ではスピンが揃うほうがエネルギー的に安定となるので、磁場中ではスピンを揃えようとする効果と超伝導との競合(常磁性効果)が起こります。このため、超伝導が破れる磁場(上部臨界磁場、Hc2)が低温で抑制されたり、超伝導状態での熱平衡磁化曲線が上部臨界磁場で切り立った形になります。一方、スピン三重項の超伝導体では、同じ向きのスピンがクーパー対をつくるため、磁場方向とスピン方向が同じ場合、常磁性効果は起こりません。


 UPt3は典型的な重い電子系超伝導体のひとつです。この超伝導体は、低温低磁場相(A相)、低温高磁場相(B相)、高温相(C相)といった3つの異なる超伝導状態をもつ異方的超伝導体です。その熱平衡磁化曲線の超伝導成分を図1に示します(この磁化曲線は私達が独自に開発したキャパシタンス式ファラデー磁力計で測定しました)。内挿図には全体の磁化曲線が示されています。白矢印で示した磁場でB相からC相への相転移に伴う磁化の「折れ」が見られます(私達のグループが磁化曲線のこのような異常を初めて発見しました)。また、黒矢印の磁場(Hc2)で超伝導が壊れます。常磁性磁化率が小さい六方晶c軸方向の磁化曲線(図中でH//cと示されています)は、Hc2直下で非常に切り立った形をしているのに対し、常磁性磁化率が大きいc面方向の超伝導磁化曲線(図中で H⊥c と示されています)はそのような振る舞いが見られず、なめらかです。この様な振る舞いはスピン一重項超伝導体では起こり得ず、UPt3がスピン三重項の超伝導体であることがわかります。


図1 キャパシタンス式ファラデー磁力計を用いた極低温精密磁化測定によって得られたUPt3単結晶の熱平衡磁化曲線の超伝導成分


Category: Research | Static URL: /research/UPT3.htm|



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