Colloquium
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Colloquium 2009
- 題目:
ついに始まった世界最高エネルギー陽子陽子衝突実験LHC-ATLASで何が見えるか
- 講師:
坂本 宏 氏
(
東京大学素粒子物理国際研究センター
)
- 日時
2010年2月10日(水曜日)16:30〜18:00
- 場所
理学部2号館4階02号室(2-4-02)
- 要旨
スイス・ジュネーブ郊外CERN研究所に建設された大型ハドロン衝突型加速器LHC
は2009年11月に運転をはじめ、12月には世界最高の衝突エネルギー2.36TeVを
達成した。2010年2月からは衝突エネルギーを7TeVに上げ、本格的に物理実験を
開始する。日本の研究者も多く参加するATLAS実験はLHCに置かれた巨大な
検出器で未知の現象を捉えようとしている。標準模型で唯一未発見の粒子である
ヒッグス粒子の発見や、超対称性粒子など標準模型を超える新しい物理現象の
発見が期待される。セミナーでは加速器と検出器の現状、実際に得られた
データの紹介を行い、当面の運転計画から予測される物理結果について述べる。
- 連絡先: 末廣 一彦 (内線 2686)
物理コロキウム世話人 奥田 浩司 (内線 3442)