研究テーマの選択ですが、教官との議論の上決定しますが、 はじめは研究室の概略に沿ったものとなります。 1つのケーススタディを通してきちんとした研究の進め方(論理的な思考の上実験をデザインし、最終的には原著論文を書くこと) を経験し、その過程で多くの周辺分野を見渡せるようになることがまず重要です。 それができなければ"斬新な発想"など出てこないと考えます。 また、将来にわたって興味は変化しますし、会社に行けば大学でやっていた分野など存在しないはずです。 大学での学生の研究教育は、 繰り返しますが"1つのケーススタディを通して論理的な展開ができる足腰をつくる"と考えています。 これが先ほど述べた"今後社会に貢献できる何らかのもの"であると考えます。
ですから"核磁気共鳴から感銘を受けた!素晴らしい!"というよりも、 "へえ、そんな実験もあるんだ…ちょっと見てみるか"程度で十分です。 説明を聞いて素晴らしいと感じるテーマは、すでにほぼ完了していて、 これから始めても貢献できる部分が少ないのかもしれません。