講演題目: 光励起フォノンスクイージング
講 師 : 高橋 淳一 (千歳科学技術大学)
日 時 : 平成15年6月4日(水) 16:00-
場 所 : 北海道大学大学院理学研究科物理学専攻 大学院講義室
理学部 2号館(2−11号室)
要 旨 :
ラマン分光の分野では、交差入射した2波長光によりフォノンを共鳴的に励起し、入射光のアンチストークス側にコヒーレントなラマン光を発生する手法が古くから知られている。我々は、本手法がフォノンを選択的にかつコヒーレントに共鳴励起するのに適した方法であることに注目し、強励起フェムト秒光パルスを用い2次のラマン線を強く励起することで、その構成フォノンをパラメトリックに増幅することができることを見出した。本講演では遷移金属酸化物を用い、ラマン禁制および許容フォノンモードの束縛および非束縛2フォノン状態におけるフォノンスクイージングを検討した結果について述べる。
世話人 中原純一郎 (北海道大学大学院理学研究科)
(Tel: 011-706-4426 FAX: 011-706-4926、jun@phys.sci.hokudai.ac.jp)
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