Colloquium
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Colloquium 2007
- 題目:
ひので衛星が明らかにした新しい太陽像
- 講師:
柴田一成 氏
(
京都大学教授
)
- 日時
2007年9月13日(木曜日)16:30〜
- 場所
理学部2号館2階11号室(2-2-11)
- 要旨
2006年9月23日、日本の新しい太陽観測衛星SolarB
が無事打ち上げられ、「ひので」と名付けられた。
ひので衛星は、史上初めて宇宙空間からベクトル磁場
を観測する口径50cmの可視光望遠鏡(SOT)、
史上最高空間分解能のX線望遠鏡(XRT),
史上最高精度の極紫外線分光撮像装置(EIS)の
3つの観測機器を搭載することにより、
コロナ加熱機構やフレア発生機構の解明を目指している。
ひので衛星は打ち上げ以来、驚くべき映像・画像を
地上に送り続けており、太陽コロナの下層に
ある彩層や光球が、これまで誰が想像したよりもダイナミック
であり、ジェットやリコネクションに満ち満ちていることを
発見した。セミナー講演では、これら最新の映像・画像を
紹介するとともに、ひので衛星による太陽研究最前線に
ついてレビューする。
- 連絡先: 羽部 朝男 (内線 2693)
物理コロキウム世話人 奥田 浩司 (内線 3442)