*目次 [#fc6f5410] #contents *図の張り付け方 [#x020d08d] プリアンブル部で \usepackage[dvips]{graphicx} としておいて、図を張り付けたい場所で \includegraphics[オプション]{xxxxx.eps} として張り付ける。オプションには scale=<ratio> 拡大・縮小倍率 (縦横同率) width=<length> 横幅の指定 height=<length> 高さの指定 angle=<angle> 回転角の指定 draft 図が入る枠だけ表示 clip BoundingBoxでクリップする などが指定できる。オプションを複数指定する場合はコンマで区切る。&br; 通常はfigure環境の中で使うことが多い。 \begin{figure} \includegraphics{xxxx.eps} \label{ラベル} \caption{注釈} \end{figure} *TeXによるPDFの作り方 [#df9172f1] 作成したdviファイルをPDF形式に変換したい時には dvipdfmx myfile.dvi とする。これでdviファイルと同じディレクトリにmyfile.pdfが生成される。 通常TeXでは欧文フォントとしてコンピュータモダンフォントというフォントが使用されるが、 これはビットマップフォントであるので、PDFにしたときにギザギザになって見栄えが悪い。 これを避けるためには、LaTeXソースのプリアンブル部で \usepackage{txfonts} としておくと、スケーラブルフォントが使われるようになるので、綺麗なPDFを作成することができる。同様なものににpxfontsというのもある。&br; 注)最近の角藤版TeX for WindowsではcmフォントでもきれいにPDFに変換できるようになっている。 *TeXによるスライドの作り方 [#zc0e41ae] documentclassにprosperを選ぶと、綺麗なスライドを作成することができる。ただしprosperクラスは dvi中に\special命令でPostscriptを直接記述しているため、作成したdviファイルはxdviやdvioutでは 表示することができず、dvipsでpsファイルに変換してからプレビューする必要がある。 pstrickに関する知識があれば、スタイルを自作することも可能。 詳細は[[こちら:http://optphys.sci.hokudai.ac.jp/~sekika/TeX-prosper.html]]を参照。 *図を文章で囲む [#nf2e9cb6] プリアンブルで \usepackage{wrapfig} としておいて、文章中で、 \begin{wrapfigure}{r}{5cm} \includegraphics[オプション]{画像ファイル名} \label{ラベル} \caption{注釈} \end{wrapfigure} のようにする。ラベルと注釈はなくてもよい。wrapfigure環境のオプションは \begin{wrapfigure}[図の横の文章の段数]{図のポジション}[上下のオフセット]{図の横幅} である。図の横の文章の段数と上下のオフセットは省略可で、省略すると段数は自動で計算され、 オフセットは0になる。 *2つの図を並べて表示する [#d9caedc0] figureフロートの中でminipageを2つ使えばよい。 \begin{figure} \begin{minipage}[t]{.47\textwidth} \includegraphics{入れたい図1} \caption{注釈1} \end{minipage} \hfill \begin{minipage}[t]{.47\textwidth} \includegraphics{入れたい図2} \caption{注釈2} \end{minipage} \end{figure} *図や表を文章の最後にまとめる。 [#wb767b58] endfloat.sty を使う *数式番号や表番号の形式を変更する [#m0567cea] LaTeXにおいて、数式番号や章番号などの出力コマンドは\the+名前という形式をとっている。 例えば数式番号の出力コマンドは\theequationであり、章番号の出力コマンドは\thesectionというように なっている。 従ってこれらの出力形式を変更したければ、\renewcommandを用いて、これらのコマンドを書き換えて しまえばよい。例えば、数式番号を"章番号+章ごとの数式番号"としたければ \makeatletter \renewcommand{\theequation}{\thesection.\arabic{equation}} \@addtoreset{equation}{section} \makeatother とすればよい。2行目は、章が変わるときに数式番号をリセットするためのものである。 *citationの形式を変更する [#f34d7c20] citationの形式はスタイルファイル毎に定義されていて、標準では \def\@cite#1#2{[{#1\if@tempswa , #2\fi}]} と定義されている。これを例えば、円括弧付きで上付きにしたい場合は \def\@cite#1#2{$^{\mbox{\scriptsize{#1\if@tempswa , #2\fi})}}$} と再定義すればよい。 *多段組にする [#j57b9551] 文章全体を2段組にするにはtwocolumnオプションをつければよい。また、ページ単位で1段組と2段組を 切り替えたい場合は\onecolumnコマンドや\twocolumnコマンドを使うことができる。3段組以上にしたい 場合や、文章の一部分だけを2段組にしたい場合には、multicol.styを使う。 multicol.styを使いたいときは、プリアンブルで \usepackage{multicol} としておいて、多段組にしたい部分で \begin{multicols}{n} ...... ...... ...... \end{multicols} とする。nは段数。 *ヘッダやフッタを変える [#ed2c5623] プリアンブルで \pagestyle{myheadings} \markboth{偶数ページヘッダ}{奇数ページヘッダ} とする。このときへッダは\thesectionなどのTeXコマンドを含んでいてもよい。 奇数ページのみを変更したい場合は\markbothの代わりに\markrightを使う。 *ハイフネーションを禁止する。 [#s4c8874a] ハイフネーションのペナルティーを大きくすればよい。 \hyphenpenalty=10000\relax \exhyphenpenalty=10000\relax \sloppy 左右揃えにする場合はraggedright環境を使う。 *ルビをふる方法 [#md7b5ff0] nruby.sty furikana.sty *複数行にまたがったアンダーラインを引く [#dbedce93] ulem.sty *綺麗なボックスを書く [#w8151ba3] fancybox.sty *複数ページにまたがった表を書く [#gc0a5227] supertabular.sty longtable.sty *一時的にソースの一部をコメントアウトする [#fd11eb63] comment.sty *表の中で斜線を使う [#m7a18eac] slashbox.sty ---- #comment