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物理学科 理学院 理学研究院 理学部 北海道大学 ENGLISH
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国際学会体験談(大沼晃浩さん@低次元マテリアル物性研究室)
2018/08/11~2018/08/17 の期間で、アメリカ合衆国のマサチューセッツ州ボストンで行われた、Gordon Research Seminar (GRS)とGordon Research Conferences (GRC)に 参加しました。Molecular Material に関連する研究の国際会議であり、私もNMR 法を用いたMolecular Material の物性研究について報告を行いました。 若手研究者が主体のGRS では口頭発表を行い、英語で行われている研究室ゼミでの練習の成果を発揮し、質疑応答を含め卒なくこなすことができました。

GRC ではポスター発表を行い、時間の制約なくじっくり議論を行うことができました。成果として、論文投稿前の最新の実験結果について発表することで国内外の研究者からフィードバックを得ることができ、 論文投稿へ向け自分の研究を進めることができたと思います。国際学会ということで言語の面で心配はありましたが、伝わっていない部分についてどの研究者も単語やフレーズを変え聞いてくれたため、 英語が壁になり議論が進まないということは起きませんでした。英語に自身がない方も、国際学会に興味があれば自身の英語力向上のためにも、積極的に参加してほしいと思います。

また、海外での滞在を通しボストンやアメリカ合衆国の文化や雰囲気を知ったことで、自分の世界観を広げることができました。日本の1/3 の値段で3 倍の大きさがあるピザや人種の多様さ、 バスの乗り方を優しく教えてくれた人等、沢山のカルチャーショックを味わい⼈間的に成長したと思います。国際学会に参加することは、こうして自分の世界を広げるという意味でも重要なことだと思います。
研究室に配属されるとどうしても生活が大学中心になり、狭い世界に自分を閉ざしてしまいがちです。 国際学会という機会は、世界での自分の研究の立ち位置を知り、広い世界で新しい価値観に出会うことができる素晴らしい機会です。後輩の方には、是非臆さずにチャレンジしてほしいと思います。
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