QtiPlotとはフランスのIon Vasiliefという人が中心になって開発しているグラフソフトで、Originに似た操作性を持つのが特徴。
qtiplot-0.8.9まではQt3ベースだったが、qtiplot-0.9.XからはQt4ベースとなる。
高機能であり操作性は非常に良いが、まだ開発途上であり多くのバグが残っている。
以下はqtiplot-0.8.9に最新版でのバグフィックスをバックポートするためのパッチ。当然無保証なので自己責任で使って下さい。
修正されるバグは以下の通り。
- 散布図をscatterからscatter+lineに変更できない(Bug #10154)
- プロジェクトエクスプローラー上のアイコンをダブルクリックして最大化したときに図がスケールされないことがある(Bug #10155)
- interpolationにおいて同一のx点がある場合にクラッシュする(Bug #10169)
- Hiddenなワークシートを読み込むとクラッシュする(Bug #10286)
- コラムの属性をテキストに変更できない(Bug #10289)
- 軸を対数に設定してある図を読み込む際にハングアップすることがある(Bug #10320)
- Coordinates of Matrix is not copying during Matrix dupl.(Bug #10440)
- コラムを乱数で埋める際、最大値を1に規格化してしまう(仕様?)。
- グラフウインドウのサイズを変えてもタイトルや軸タイトルの大きさが変わらない。
- Set Column valueダイアログにおいて、実際のRow数よりも大きな値を指定するとクラッシュする。
- cascade表示するとグラフウインドウの大きさが最小になってしまう。
- 3次元グラフのTickLengthの設定がおかしくなることがある。
パッチ : qtiplot-0.8.9-backport.patch
使い方 : 3rdpartyディレクトリにqwtplot3d-0.2.6.tgzを展開した後、トップディレクトリで patch -p1 < qtiplot-0.8.9-backport.path とする。