7/18 北大サイエンスグローブ2025で今が講演を行いました

サイエンスグローブ2025の物理学科の企画として、今が”放射光X線で観る結晶中の電子の「すがた」”と題する講演を行いました。最先端の研究紹介やキュービックの結晶点群を視覚化したサイコロの作成など、会場は大いに盛り上がりました。

要旨:加速器施設で得られる放射光と呼ばれる特殊なX線を用いると、通常のX線では捉えることのできない結晶中の電子の「すがた」、すなわち対称性を観ることができます。この「すがた」は、ここ20年の間に明らかになってきたものであり、結晶が持つ性質を理解するための重要な手がかりとなります。講演では放射光X線を用いたウラン化合物の電子状態の研究を例に、物性物理学研究の魅力について紹介します。

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