装置

スピン偏極電子分光装置 

・試料から出てくる電子のエネルギーとスピンの方向がわかる.
 試料の組成も結晶構造もわかる.
・大気圧の10兆分の1の超高真空中で試料を保持し,
 試料温度150K〜1000Kにわたって、試料の清浄表面を維持できる.
・この装置を使って表面,超薄膜を観察し,これらの磁気的性質を
   研究しています.
AFM/MFM Veeco NanoScope V 

・試料表面の凹凸をナノメータの分解能で観察でき(AFM),
   また試料表面からの漏れ磁場分布を数十ナノメータの分解能で
   画像化することもできる(MFM).

超高真空極低温STM/AFM 

・ 試料の温度を変え,磁場を印加した状態で試料表面の凹凸を
    原子分解能で観察するAFM/STM.
・ 磁場: -8〜8 T
・ 試料温度: 2 K〜400 K
・ 試料クリーニング: イオン銃
・ 真空度: 5 X 10-11 Torr 



スピンSEM

・試料のナノ領域から出てくる電子のエネルギーとスピンの方向が
   わかる.
 試料の組成も結晶構造もわかる.
・大気圧の10兆分の1の超高真空中で試料を保持し,
 試料温度 30K〜400Kにわたって,試料の清浄表面を維持できる.
・この装置を使って表面,超薄膜,ナノ構造体を観察し,
 これらの磁気的性質を研究しています. 
  LT-STM/AFM

・導体、絶縁体の表面構造を原子分解能で観察できる。
・STS機能によって、導体の状態密度を検出できる。
・試料温度:4K〜400K
・真空度:5×10-11 Torr

 
4プローブ付きSEMシステム

・ナノファブリケーションによる電極形成無に、
   ナノ構造体の電気伝導に関する様々な物性を調べることができる。

・試料温度:30K〜室温
・真空度:1×10-10 Torr
・SEM分解能:3 nm
・STM機能付き

 
PPMS

・電気抵抗、比熱、ゼーベック係数、磁化、トルク、帯磁率測定が
   できる。

・試料温度:2K〜400K
・印可磁場:0〜±14T

  

磁区観察用自作Kerr顕微鏡

・磁気カー効果を利用した反射光学顕微鏡で,
   試料表面の磁化の3成分を分離して磁区観察することができる.

・磁場:−1〜1 T
・試料温度:室温〜200℃

自作MOKE

・磁気カー効果を利用し,試料表面の微小領域のヒステリシスループを
   測定することが可能である.

・磁場:−500〜500 Oe
・ビーム系:<5 μm