研究
研究テーマ
高温超伝導の発現機構
▽電子間引力のメカニズム
▽超伝導転移のメカニズム
研究内容
▽電子間引力の機構を反映するエネルギーギャップ(超伝導ギャップ)
▽秩序度と関係するエントロピー温度変化
研究手段
STM(走査トンネル顕微鏡)実験
電子比熱測定
中性子実験(スイスPSI研究所との共同研究)
磁化測定
単結晶作成
高圧実験
etc.
1.高温超伝導体の電子間引力機構のマンガ絵
高温超伝導体でのモデル:磁気的相互作用による異方的引力
従来型:電子格子相互作用による等方的引力
2.超伝導ギャップの対称性
3.STM/STSの原理
▽STM
トンネル電流の大きさは…
1.探針先端と試料表面間の距離
2.探針直下の電子密度
以上の二つに比例します。
電子密度は原子配列に依存して空間的に変化
↓↓↓
トンネル電流を画像化したもの=STM像
STM像〜原子像
▽STS(走査トンネル分光)
探針と試料間にバイアス電圧を印加
試料のエネルギーレベルがeVだけ上にシフト
dI/dV→エネルギースペクトル
超伝導転移:従来型
高温超電導体の場合