物理学教室原子核理論研究室

研究内容の紹介


  1. ハイパー核(小池、奈良、平田、大西)
  2. Σ粒子を含む少数多体系(おもにΣNN系)の研究及びシミュレーションの方法によ るハイパー核の生成の研究をしています。

  3. クラスター理論(板垣、大西、加藤)
  4. 軽い核において、幾つかの核子が集まりクラスターを形成し、重要な性質を示す ことが知られています。従来のαクラスター模型に加え、炭素原子核などにおい てクラスターの崩れの効果がどの程度あるのかを研究しています。また、酸素原 子核の高い励起状態としてαクラスターの鎖状構造が存在するか研究しています。

  5. 中性子過剰核(向井、青山、本間、明、加藤)
  6. 中性子過剰核とは通常の核に比べて著しく中性子の多い原子核です。私たちのグ ループは11Li,10He,6Heといった中性子過剰核について、特にこれらの共鳴状態を 複素回転座標法を用いて研究しています。

  7. 高エネルギー重イオン反応(大塚、奈良、大西)
  8. 原子核はこの世で最も密度の高い物質の一つですが、その中でも重い原子核(重 イオン)同士を高いエネルギーで衝突させると非常に密度の高い物質の状態が実 現されます(下図参照)。そのような高温で高密度な核物質の性質を実験と比較しつつシミュレーションを通して研究しています。


    (図は広島大学理学部物理学教室ハドロン物理学研究室による。)

  9. クォーク多体系(薮崎、加藤)
  10. 物質の最小単位の一つと現在考えられているクォークから「原子核」を構成する バリオンやメソンの構造や励起準位を研究しています。


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大塚 直彦<ohtsuka@nucl.phys.hokudai.ac.jp>