Colloquium
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Colloquium 2005
- 題目:
高温超伝導層間ジョセフソン渦糸融解現象
- 講師:
胡 暁氏
(物質・材料研究機構計算材料化学研究センター・グループリーダー)
- 日時・場所
2006年1月16日(月曜日)16:30から
理学部2号館211室において
- 要旨
Abrikosov博士は磁場中の第2種超伝導体に於ける量子化された磁束及び磁束格子の存在を予言した業績で2003年のノーベル物理学賞に輝いた。平均場描像と違って、磁場増大による超伝導の消失が磁束格子の1次融解相転移を伴うことは銅酸化物高温超伝導の発見以降の研究で明らかになった。一方で、高温超伝導体の酸化銅面に平行な磁場が印加された場合、層間ジョセフソン渦糸が超伝導層から強いピン止めを受けるため、渦糸格子の融解現象が非常に豊富になり、面白い物理を含む。本セミナーはその物理的背景、実験観測及び我々の理論結果を紹介する。
- 連絡先: 北 孝文 (x 2687)
物理コロキウム世話人 北 孝文 (x 2687); 古川裕次 (x 4424)