Colloquium @ Division of Physics, Hokkaido University
Colloquium, 1999
Division of Physics, Grad. Sch. of Sci., Hokkaido Univ.
以下のように物理コロキュウムが予定されています。
皆さん奮って御参加下さい。
URL of this page is
<http://phys.sci.hokudai.ac.jp/Colloq/Colloq-1999/colloq.html>
Colloquium
1997
1998
1999
2000
題目:
13ΛC のスピン・軌道力の問題
講師:
岸本忠史(大阪大学大学院理学研究科教授)
日時・場所:
2000 年 1 月 13 日 (木)、16:30-17:30
大学院講義室(2-2-11)にて
要旨: Λ粒子の原子核、あるいは核子の間のスピン・軌道力 (LS 力) の起源と
その大きさの問題は、バリオン(重粒子)間相互作用の理解にとって本質的である。
例えば、1中間子交換の模型とクォーク模型の間で与える LS 力の大きさや
性質が異なるなど、基とする描像に大きく依存する。
実験的には、これまでスピン・軌道力により分離する励起状態の組み
(LS パートナー)が束縛状態としては精度よく測定できなかったため、
「スピン・軌道力は小さい」という以上の情報は得られていなかった。
本コロキウムでは、
最近、BNL (Brookhaven National Laboratory) で行われた
13C(K-, π-)13ΛC
反応実験について報告する。
この反応では、LS パートナーがともに束縛状態となり、
スピン・軌道力についての、より不定性の少ない議論が可能となっている。
連絡先: 大西 明 (x 2689)
物理コロキウム世話人:
川端 和重 (x 2681)
<kaw@skws.sci.hokudai.ac.jp>
大西 明 (x 2689)
<ohnishi@nucl.sci.hokudai.ac.jp>