Colloquium, 1998
Division of Physics, Grad. Sch. of Sci., Hokkaido Univ.

以下のように物理コロキュウムが予定されています。
皆さん奮って御参加下さい。

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Colloquium 1997 1998 1999

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Title:
強誘電性高分子の分極反転と相転移

講師:
古川猛夫 (教授、東京理科大学理学部)
(by Prof. Furukawa)

日時・場所:
12 月 3 日 (木), 16:00 〜
大学院講義室 (2-211)にて
( 16:00--, December 3 (Thu.), 1998 @ Lecture Room (2-211) )

要旨：　フッ化ビニリデン系の高分子はその強誘電性をめぐって我が国を中心に多くの研究が 行われている．炭素分子鎖にフッ素と水素がほぼ交互についた単純な高分子で，分子 鎖に垂直方向についた電気双極子の規則的配列が強誘電性を支配している．すなわち 分子鎖がトランス形態をとり平行にパッキングすることにより自発分極を形成し，そ れぞれの分子鎖が軸周りに180度回転することにより分極反転が起きる．また分子鎖 が不規則な形態に変化し熱運動を開始することにより強誘電相から常誘電相への転移 が起きる．このような基本的な理解を出発点として，複雑な高次構造を有するフッ化 ビニリデン系高分子の分極反転や相転移挙動に関する最近の研究を紹介する．

連絡先:　野嵜 龍介　(x2691) <nozaki@charco.sci.hokudai.ac.jp>

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物理コロキウム世話人:

大西　明 (x 2689) <ohnishi@nucl.sci.hokudai.ac.jp>

網塚　浩 (x 3484) <amiami@phys.sci.hokudai.ac.jp>