Colloquium @ Division of Physics, Hokkaido University
Colloquium, 1997
Division of Physics, Grad. Sch. of Sci., Hokkaido Univ.
以下のように物理コロキュウムが予定されています。
皆さん奮って御参加下さい。
URL of this page is
<http://phys.sci.hokudai.ac.jp/Colloq/Colloq-1997/matsunaga.html>
Colloquium
1997
1998
1999
題目:
擬一次元有機導体(TMTSF) 2Xにおける
スピン密度波相の電子物性
講師:
松永 悟明(野村研)
(by Noriaki Matsunaga (Nomura Group))
日時・場所:
2月3日(火)17:00から
大学院講義室(2-211)にて
(
2/3 (Tue) 17:00-
@ Lecture Room (2-211)
)
要旨: 擬一次元有機導体(TMTSF)$_2$Xは、冷却速度、印加磁場の強さ、圧力などの
容易に制御できる物理量を変えることにより次元性や基底状態が変化する物質
であり、基底状態としてスピン密度波相と隣合わせで超伝導相をもつことが
知られています。この超伝導相に4〜5T以上の磁場を加えると再びスピン密度波相が
現れます。これらの多彩な相図は系の二次元性の度合いと磁場の効果として
ある程度説明されています。
今回はスピン密度波転移の磁場依存性とスピン密度波相内の磁化率の
実験を中心に、擬一次元電子系におけるスピン密度波相の電子物性を
平易に紹介します。
連絡先: コロキウム委員(大西、網塚) (x 2689)
<ohnishi@nucl.sci.hokudai.ac.jp>
物理コロキウム世話人:
大西 明 (x 2689)
<ohnishi@nucl.sci.hokudai.ac.jp>
網塚 浩 (x 3484)
<amiami@phys.sci.hokudai.ac.jp>