GPLの下で開発されている科学用グラフ作成ソフトに[[QtiPlot:http://soft.proindependent.com/qtiplot.html]]というものがあります。操作性はOriginに似ていて、できることもOriginに近く、フリーのグラフソフトのなかではかなり有望なものに思えるのですが、いかんせん完成度が低くバグが多いという欠点があります(ありました。現在の版は知りません)。頻繁に落ちるので、実用にはなりませんでした。そこで、実用上問題ない程度にバグを退治したものを作成したので以下に公開します。元になるバージョンはQt3用の最終版であるqtiplot-0.8.9です。 なお、最大化windowのgeometryを保存するため、ファイルフォーマットをオリジナルから微妙に変えています。そのため、オリジナルのqtiplotで作成したファイルを読み込む際に若干geometryが乱れることがあります。その他の変更点は[[こちら:http://yama.sci.hokudai.ac.jp/~sekika/qtiplot/Changes.txt]](UTF-8)。 また、オリジナルの作者であるIon Vasiliefさんはこのソフトの開発に対して寄付を募っています。継続して使用する方は寄付をお願いします。 当然ですが、このソフトは無保証ですので、使用に関して発生するいかなる不利益に対しても当方は一切関知しません。 Windows版インストーラ(>=win2k) : -[[qtiplot-0.8.9a-071209.EXE:http://yama.sci.hokudai.ac.jp/~sekika/qtiplot/qtiplot-0.8.9a-071209.EXE]] (これ以外に Microsoft .NET framework 2.0 あるいは [[vcredist_x86_sp1.zip:http://yama.sci.hokudai.ac.jp/~sekika/qtiplot/vcredist_x86_sp1.zip]] がインストールされている必要があります。) Vine Linux 4.1版rpm : -[[qtiplot-0.8.9a-071209.i386.rpm:http://yama.sci.hokudai.ac.jp/~sekika/qtiplot/qtiplot-0.8.9a-071209.i386.rpm]] -[[qwt-5.0.2a-2.i386.rpm:http://yama.sci.hokudai.ac.jp/~sekika/qtiplot/qwt-5.0.2a-2.i386.rpm]] -[[qwtplot3d-0.2.6a-1.i386.rpm:http://yama.sci.hokudai.ac.jp/~sekika/qtiplot/qwtplot3d-0.2.6a-1.i386.rpm]] (これら以外にqt,gsl,zlib,PyQt,sipがインストールされている必要があります。) ソース : -[[src.tgz:http://yama.sci.hokudai.ac.jp/~sekika/qtiplot/src20071209.tgz]] (ソースはオリジナルのqtiplot-0.8.9のsrcディレクトリに上書きしてください) qwt-5.0.2に対するパッチ : -[[qwt-5.0.2-071122.patch:http://yama.sci.hokudai.ac.jp/~sekika/qtiplot/qwt-5.0.2-071122.patch]] qwtplot3d-0.2.6に対するパッチ : -[[qwtplot3d-0.2.6-scale.patch:http://yama.sci.hokudai.ac.jp/~sekika/qtiplot/qwtplot3d-0.2.6-scale.patch]] バグ報告は歓迎します。[[こちら:sekika@optphys.sci.hokudai.ac.jp]]までお願いします。