GPLの下で開発されている科学用グラフ作成ソフトに[[QtiPlot:http://soft.proindependent.com/qtiplot.html]]というものがあります。操作性はOriginに似ていて、できることもOriginに近く、フリーのグラフソフトのなかではかなり有望なものに思えます。もともとQt3上で開発されていましたが、現在のプラットホームはQt4に移っています。 使い勝手の良さが気に入って使いはじめたのですが、最初は動作が不安定でなかなか実用になりませんでした。そこで暇をみてバグ退治を続け、なんとか実用に耐えそうなものになったので、以下に公開します。なお、バグ退治の過程において、かなりの部分の仕様を自分好みに変更してしまったので、中身は本家からはかなり変わってしまっています。 元になるバージョンはQt3用の最終版であるqtiplot-0.8.9です。本家では現在の開発はQt4に移っていますが、Qt3用が軽くて使いやすいのと、いろいろ変更してしまったため、もはやマージ不可能になったためです。 なお、最大化windowのgeometryを保存するため、ファイルフォーマットをオリジナルから微妙に変えています。そのため、オリジナルのqtiplotで作成したファイルを読み込む際に若干geometryが乱れることがあります。その他の変更点は[[こちら:http://yama.sci.hokudai.ac.jp/~sekika/qtiplot/Changes.txt]](UTF-8)。 当然ですが、このソフトは無保証ですので、使用に関して発生するいかなる不利益に対しても当方は一切関知しません。 Windows版インストーラ(win2K〜win10; 32bit) : -[[qtiplot-0.8.9a-160109.exe:http://yama.sci.hokudai.ac.jp/~sekika/qtiplot/windows/qtiplot-0.8.9a-160109.exe]] (これ以外に[[VC2008 redistributable package:http://yama.sci.hokudai.ac.jp/~sekika/qtiplot/windows/vcredist_x86.exe]] がインストールされている必要があります。) TIPS: [[WindowsにてグラフをPowerPointやMSWordに貼り付ける方法:http://yama.sci.hokudai.ac.jp/~sekika/qtiplot/Paste-Office.txt]]~ TIPS: [[WindowsにてグラフをEPSファイルに書き出す方法:http://yama.sci.hokudai.ac.jp/~sekika/qtiplot/Paste-EPS.txt]] Ubuntu-14.04jp版deb(32bit): [[trusty86:http://yama.sci.hokudai.ac.jp/~sekika/qtiplot/trusty86]] Ubuntu-14.04jp版deb(64bit): [[trusty64:http://yama.sci.hokudai.ac.jp/~sekika/qtiplot/trusty64]] (これ以外にlibqt3-mt,libgsl0ldblがインストールされている必要があります。)~ (パッケージのバージョンを固定していないと勝手に更新されます。)~ (Ubuntu-14.04ではqt3がリポジトリから外れてしまいましたが、12.04のdebがインストールできます。)~ (日本語を入力するには、QT_IM_MODULE=xim が必要かもしれません。) ソース : -[[qtiplot-0.8.9a-151213.tgz:http://yama.sci.hokudai.ac.jp/~sekika/qtiplot/qtiplot-0.8.9a-151213.tgz]] qwt-5.1.2に対するパッチ : -[[qwt-5.1.2-111216.patch:http://yama.sci.hokudai.ac.jp/~sekika/qtiplot/qwt-5.1.2-111216.patch]] qwtplot3d-0.2.7に対するパッチ : -[[qwtplot3d-0.2.7-090617.patch:http://yama.sci.hokudai.ac.jp/~sekika/qtiplot/qwtplot3d-0.2.7-090617.patch]] バグ報告は歓迎します。[[こちら:sekika@mail.sci.hokudai.ac.jp]]までお願いします。