GPLの下で開発されている科学用グラフ作成ソフトにQtiPlotというものがあります。操作性はOriginに似ていて、できることもOriginに近く、フリーのグラフソフトのなかではかなり有望なものに思えます。もともとQt3上で開発されていましたが、現在のプラットホームはQt4に移っています。
使い勝手の良さが気に入って使いはじめたのですが、最初は動作が不安定でなかなか実用になりませんでした。そこで暇をみてバグ退治を続け、なんとか実用に耐えそうなものになったので、以下に公開します。なお、バグ退治の過程において、かなりの部分の仕様を自分好みに変更してしまったので、中身は本家からはかなり変わってしまっています。
元になるバージョンはQt3用の最終版であるqtiplot-0.8.9です。本家では現在の開発はQt4に移っていますが、Qt3用が軽くて使いやすいのと、いろいろ変更してしまったため、もはやマージ不可能になったためです。
なお、最大化windowのgeometryを保存するため、ファイルフォーマットをオリジナルから微妙に変えています。そのため、オリジナルのqtiplotで作成したファイルを読み込む際に若干geometryが乱れることがあります。その他の変更点はこちら(UTF-8)。
当然ですが、このソフトは無保証ですので、使用に関して発生するいかなる不利益に対しても当方は一切関知しません。
Windows版インストーラ(>=win2K; 32bit) :
(これ以外にVC2008 redistributable package がインストールされている必要があります。)
TIPS: WindowsにてグラフをPowerPointやMSWordに貼り付ける方法
TIPS: WindowsにてグラフをEPSファイルに書き出す方法
Ubuntu-12.04jp版deb:
(これ以外にlibqt3-mt,libgsl0ldblがインストールされている必要があります。)
(Ubuntu-14.04ではqt3がリポジトリから外れてしまいましたが、12.04のdebがインストールできます。)
ソース :
qwt-5.1.2に対するパッチ :
qwtplot3d-0.2.7に対するパッチ :
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