科学基礎論

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科学基礎論研究室では、伝統的に物理哲学の研究が中心に行われてきましたが、現在の指導教員(松王)の下で、より広い視点での科学哲学研究が行える体勢づくりを進めています。 科学哲学とはもともと、「科学的知識とは何か」、また「科学的知識をいかに得ることができるか」を、一般的に、あるいは個別科学に即して、実在、経験、確率などの普遍的トピックに 照らしながら問う学問だと言えます。こうした研究はそれ自体でたいへん興味深く、その興味が私たちの研究室での研究を根本において支えていることは間違いありませんが、 私たちの研究が目指す先にあるものは、必ずしも伝統的な科学哲学の範疇には収まりません。私たちは科学哲学研究の成果を単に哲学の一分野の成果に留めずに、 できるだけこれを実践的な問題と関係づけて論じたいと考えています。

研究室紹介

教員

氏名 メールアドレス 内線
教授 松王 政浩 matsuou< at >sci.hokudai.ac.jp 4420

研究室の主な活動

ゼミ(週一回。2014年度前期は、火曜午後1時?3時)
輪読と研究発表。
比較的最近の輪読素材は、たとえば以下のもの。

  • Sarkar, S., Biodiversity and Environmental Philosophy, 2005, Cambridge UP.
  • Slowman, S., Causal Models: How People Think About the World and Its Alternatives, 2005, Oxford UP.
  • Tversky, A. & Kahneman, D., 'Extensional versus intuitive reasoning: The conjunction fallacy in probabiity judgment.'
  • Gigerenzer, G., 'On narrow and vague heuristics: a reply to Kahneman and Tversky.'
  • Shrader-Frechette, K. S., 'Comparativist rationality and epidemio- logical epistemology: theory choice in cases of nuclear-weapons risk.'
  • Mayo, D. G., 'Duhem's problem, the bayesian way, and error statistics, or "what's belief got to do with it?"'
  • Laudan, L., 'How about bust? Factoring explanatory power back into theory evaluation.'
  • Broome, J., 'The ethics of climate change.'
  • Shrader-Frechette, K. S., 'Technology, the environment, and inter- generational equity.'
  • The Philosophy of Science: An Encyclopediaから、'Theories'の章.
ゼミ合宿 夏期に合宿を行い、集中的に一つの題材を勉強したり、各個人の研究について時間をかけて議論します。

アクセス

北海道大学 大学院理学研究院 科学基礎論研究室

  • 〒060-0810 札幌市北区北10条西8丁目 科学基礎論研究室

最寄駅から理学部まで

  • JR「札幌」駅・地下鉄「さっぽろ」駅より徒歩15分
  • 地下鉄南北線「北12条」駅より徒歩8分

新千歳空港から札幌駅までのアクセス

  • JR快速エアポートでおよそ40分
  • バス(中央・北斗交通)でおよそ1時間10分