PIC

コンピュータのオペレーティング・システム(OS)がWindowsになり、簡単に実験装置をコンピュータで制御することが難しくなりました。

例えば10ミリ秒の時間幅を持つパルスを(クロックの精度で)正確に作り出すことができなくなっています。1ミリ秒程度のふらつきが不定期にでてしまいます。MS-DOSの場合はこのようなことがありませんでした。OSの問題です。

解決法の1つとして外部にコンピュータを置き、それにクロック発生を任せ、クロックの始動、停止だけをWindowsOS下で動いているコンピュータで制御することが考えられます。外部コンピュータと言っても、パルス発生程度の簡単なことはマイクロ・コンピュータで十分です。そのマイクロ・コンピュータも、性能が日々進歩しており、その1つが以下に紹介するMICROCHIP社のPIC (Peripheral Interface Controller)です。以下、必須となるのはPICをプログラムするための機器(ICD3など:Webで検索すると良い)です。

PIC(ピック)にもいろいろな種類があり、初めての方はPIC16F1827またはPIC18F1320から使い始めるとよいと思います。ここでは、コンピュータからPICを制御するという観点から、USBコントローラ内蔵(クライアント)のPIC18F2550、PIC18F14K50やUSBコントローラ内蔵(ホスト/クライアント)のPIC24FJ64GB002などを取り上げ、その使用例を示します。特に、PIC24FJ64GB002ではbluetooth USBドングルを@HCIレイヤー、Abluetooth-HIDプロファイルや、BRFCOMMレイヤーで制御し、パーソナル・コンピュータとの無線接続をしています。


トピックス:Bluetooth USBドングル(プロトコルスタックを内蔵したBluetoothモジュールではない)

をPICで直接制御。以下、Wiiリモコンを用いた例ですが、Wiiリモコンをお持ちでない場合は、PIC24FJ64GB002 (USB HOST: Bluetooth)の項目の中のHCIレイヤー(PIC-PIC間接続)節を参照すると、もっと簡単に、安価に制御可能になります。


簡単な例1:Bluetooth USBドングルを用いて、サーボモータをWiiリモコンで制御


簡単な例2:BlueWiiカー:Bluetooth USBドングルを用いてDCモータをWiiリモコンで制御

BGMには、フリー音楽素材 Senses Circuitを使いました。


目次:(2011年9月26日更新)