Apr 05, 2016

頭脳循環を加速する若手研究者戦略的海外派遣プログラム
「 核物質を含む化合物の強相関電子物性研究のための日米欧ネットワークの構築 」

事業紹介


BC Project Schema  平成25年度日本学術振興会 頭脳循環を加速する若手研究者戦略的海外派遣プログラム に採択されました。事業名は「 核物質を含む化合物の強相関電子物性研究のための日米欧ネットワークの構築 」で、代表者は網塚浩教授です。2014年2月〜2016年3月までの間、若手研究者3名が米国・ドイツ・チェコに派遣され、研究ネットワークを構築しました。

このページでは、本事業の目的・概要をご紹介します。

年度毎の人的交流・研究ネットワーク構築の履歴はこちら FY2015 / FY2014 / FY2013
研究業績発表成果はこちら

 

【計画概要】
・国際規制物資であるウランを含む化合物の研究分野で、枢要な位置を占めている一流研究機関に若手研究者を戦略的に派遣し、日本国外で調達したウラン化合物を用いて、それぞれの国の強み(研究施設・地政学上の関係・認識知)を活かしたグローバルな観点で最先端物性研究を行い、国際共同研究を推進する。
・また、将来の人的ネットワークの継続を目指して、北海道大学に於けるアクチノイド化合物の日米欧国際共同研究基盤の構築とその発展を担うリーダーの育成を目指す.

【若手研究者の派遣と国際共同研究との関連】
 本国は国際規制物資であるウランやトリウムの取り扱いに対して、特に厳しい制限が課されており、研究者個人レベルでウラン化合物を日本国外に持ち出したり日本国内に持ち込んだりすることは基本的に不可能である。そのため純粋なる学術研究目的であっても,それぞれの国に局在した環境でしか研究が行うことができないという大きな制約がある。これはウラン化合物の研究分野のグローバルな若手人材育成と基礎研究の発展を目指す上での大きな障壁となっている。これらの障壁を乗り越えるには国際ルールを遵守しつつ、草の根の人材交流(頭脳循環)を行うしかない。よって、軍事目的ではない純粋なる学術交流の観点から国境や法規制の壁を取り払ったアクチノイド化合物の研究基盤の構築を行うと同時に、若手研究者の人材確保と育成を鑑みたアクチノイド化合物研究の新たな人材交流のチャンネルの開拓を目指す。

本事業ではアクチノイド系化合物を含む強相関系物性研究で世界のトップクラスである下記の大学・研究施設と連携を行う。派遣国は政治的にも日本国と良好な関係を保っている国であり、複数機関と連携することで、より柔軟な試料調達体制が確立される。

 

【若手研究者の派遣と国際共同研究との関連】
 本国は国際規制物資であるウランやトリウムの取り扱いに対して、特に厳しい制限が課されており、研究者個人レベルでウラン化合物を日本国外に持ち出したり日本国内に持ち込んだりすることは基本的に不可能である。そのため純粋なる学術研究目的であっても,それぞれの国に局在した環境でしか研究が行うことができないという大きな制約がある。これはウラン化合物の研究分野のグローバルな若手人材育成と基礎研究の発展を目指す上での大きな障壁となっている。これらの障壁を乗り越えるには国際ルールを遵守しつつ、草の根の人材交流(頭脳循環)を行うしかない。よって、軍事目的ではない純粋なる学術交流の観点から国境や法規制の壁を取り払ったアクチノイド化合物の研究基盤の構築を行うと同時に、若手研究者の人材確保と育成を鑑みたアクチノイド化合物研究の新たな人材交流のチャンネルの開拓を目指す。


日: 北海道大学理学研究院 強相関電子磁性研究室 網塚 浩
柳澤達也
門別翔太
三浦植幸
→ 研究統括・単結晶試料作成技術
  強相関電子系の軌道自由度を観測する超音波測定技術および日米国内の中性子施設

 

独: ヘルムホルツ研究センター(ドレスデン・ローゼンドルフ)ドレスデン強磁場研究所 Sergei Zherlitsyn
  → 世界最長・最高級の70テスラ級パルスマグネットをはじめとする強磁場施設  
     
UCSD Logo 米: カリフォルニア大学サンディエゴ校 M. Brian Maple
CEA Grenoble Logo 仏: フランス原子力庁グルノーブル研究所 Dai Aoki
Chalres University 捷(チェコ): カレル大学物理数学部 Vladimír Sechovský
  → 核物質を含む化合物の純良単結晶試料合成・評価技術

【若手研究者の海外派遣実績】
 本事業では、研究者・研究環境の保安経験と国際法規の遵守を重要視し、アクチノイド系化合物を用いる物性研究の実務経験を2年以上有することと、TOEFL iBT 70点以上もしくはそれに値する外国語コミュニケーション能力を有すること、を選考基準に若手研究者を選抜し、米国、チェコ、ドイツへそれぞれ交互に派遣した。

  H.25, H27 門別翔太(北大院理 博士後期課程) ドイツ(ドレスデン) 321日
  H.26 柳澤達也(北大理 准教授)   アメリカ(ラホヤ) 193日
      ドイツ(ドレスデン) 164日
  H.26-27 三浦植幸(北大院理 博士後期課程) チェコ(プラハ) 355日

若手研究者派遣の順番

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