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研究

T. 超伝導ギャップの対称性

T-1) Bi2212におけるSTM/STS

走査トンネル顕微鏡(STM)により
Cu-O面の原子像を観察する過程でトンネル分光(STS)を行い、
d波対称の超伝導ギャップと合致するスペクトルを観測。




T-2) La214におけるLa214における中性子小角散乱実験

スイス連邦工科大学PSI研究所中性子実験グループとの共同研究により、高品質La214単結晶でd波 の超伝導ギャップと合致する4回対称の磁束線格子を観測。
d波超伝導体では、磁束線が正方格子を組むことを反映して、
中性子の磁束線による回折スポットも4回対称となる。
(R. Gilardi et al., Phys. Rev. Lett. 88 (2002) 2170031.)