Colloquium
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List
Colloquium 2003
- 題目:
ニュートリノ振動実験で何が分かったか?
- 講師:
西川公一郎(京都大学大学院理学研究科・教授)
- 日時・場所:
12/10(水) 17:00- 18:30
大学院講義室 2-2-11
- 要旨: 近年の神岡における宇宙からの大気ニュートリノ、太陽ニュートリノの
実験結果から、 3種類存在するニュートリノが混合してそれぞれ他のニュートリノに変化する
ニュートリノ振動と呼ばれる現象が起こっていると考えられている。これまでニュートリノ
には質量がないものと考えられていた結果が否定される大きな発見である。この現象を人工的に
再現するため高エネルギー加速器研究所で作られたニュートリノを250kmの先の神岡にある
スーパーカミオカンデという大きな検出器に向けて打ち込み、ニュートリノ振動をコントロール
しながら観測する実験(K2K(KEK to Kamioka) 実験)が進行している。
このニュートリノ振動実験で何がわかったかを易しく解説する。
- 連絡先: 河本昇(3539)
物理コロキウム世話人:
山本昌司 ( 4月-9月) (Tel: 2681; E-mail: yamamoto@phys.sci.hokudai.ac.jp)
中山隆一 (10月-3月)(Tel: 2696; E-mail: nakayama@particle.sci.hokudai.ac.jp)